大企業は優秀な社員を守れない
このところ、チームマネージメントに苦労している。この会社からするとかなり若くして組織マネジメントを任していただき2年近く経とうとしている。
昨年は6名のメンバーを抱える営業チームを、(今年は組織を細分化したため)3名のメンバーを抱えるチームを任されている。
昨年は、自分より賢い優秀なメンバー(組織の立ち上げ当初から参画していた私より先輩に当たるメンバーと某大手外資コンサル出身のロジカルに物事を考えられるメンバー)に囲まれる組織であった。より活躍の場が増えるとの考えから、現在では先の2名は、それぞれのチームを持っている。
現在の私の組織はというと、
(あまり表には評価されにくいが)任された仕事をきっちりこなす10歳年上のA
プロパーでこの会社に入社したメンバーで、トリッキーな挙動の3歳年下のB
昨年末に中途採用した、元SIerでSEをしていた3歳年下のC
昨年は、あまりこの素晴らしさを意識できていなかったが優秀なメンバーは、仕事ができるだけでなく、チームの売上目標などの数字が足りないときに、補完するできそうな案件の創出や施策の案だしなども積極的に参加してくれていた。そんなこんなもあり、昨年は高い目標にもかかわらず予算の達成ができた。
今年はというと、実は昨年度末から仕掛けていた大幅な施策が功を奏して数字の部分は、予算達成が見えている状況である。しかも昨年度よりも大きな数字が達成できることが、この時点で確定している。
この施策は、私とAで今年度になってからも四苦八苦しながら進めてなんとか乗り切ってきたことが大きい。
前置きが長くなってしまったが、今回のテーマである
大企業は優秀な社員を守れない
は、上記のBとCに関してである。(BとCをマネジメントする人間を守れないということである。)
Bに関して言うと、
- 仕事に対する理解力が低い
- 案件(プロジェクト)を推進していく能力がない=SE部門と話ができない
- 上司の指示には忠実に実行
- ルーチーンワークが漏れがち
- ルーチンワークの精度が低い
- 対顧客連絡メール・対上司への報告メールの内容も解読が困難なことが多い
Cに関して言うと、
- 営業をやりたいということで転職
- コミュニケーション(社内のSE、社外の顧客)が苦手(社内外からのクレーム多数)
- 自分は優秀だと思っている
- 常に何かに不満を持っている(他責にしがち)
こんなメンバーに関してであるが、続きは次回に記載する。