【DIY】AKRacingゲーミングチェアの座面シートを自分で張り替えてみた|費用・道具・手順を写真つきで解説
この記事のポイント:3年使ってスリ切れたAKRacingの座面を、買い替えずに「生地の張り替え」で復活させた体験談です。かかった費用は実質3,000円以下。必要な道具・生地の選び方・失敗しないコツまで、実際にやった手順を写真つきでまとめました。
在宅ワーク(テレワーク)用にゲーミングチェアを使い始めて、そろそろ3年。会社のカフェテリアプランで購入したお気に入りのAKRacingですが、毎日長時間座り続けた結果、座面のシートがすっかりスリ切れてしまいました。座り心地自体はまだまだ現役なのに、見た目がボロボロなのは少し残念……。
「純正の座面シートだけ買えないかな?」と探してみたものの、座面シート単体のオプション販売は見当たらず。椅子ごと買い替えるとそれなりの出費になります。そこで思い切って、自分で座面の生地を張り替えるDIYに挑戦してみることにしました。
結論から言うと、想像していたよりもずっと簡単で、仕上がりも満足。しかも張り替えに使ったのは高級車のシートにも使われる上質な生地なので、耐久性も座り心地も新品以上になりました。「もっと早くやればよかった」というのが正直な感想です。
(スリ切れてしまった張り替え前の座面は、写真を撮り忘れた。。。)
買い替えか、張り替えか。私が「張り替え」を選んだ理由
ゲーミングチェアの座面が傷んできたとき、選択肢は大きく3つあります。
| 選択肢 | おおよその費用 | ひとこと |
|---|---|---|
| ①椅子ごと買い替え | 3〜7万円前後 | 手軽だが出費が大きい。まだ使える椅子がもったいない |
| ②純正パーツで座面交換 | — | 座面シート単体の販売が見つからず断念 |
| ③生地を自分で張り替え | 約3,000円〜 | 今回挑戦した方法。安く済み、生地も自由に選べる |
フレームやガス圧シリンダー、リクライニング機構などはまだ問題なく使えるのに、生地が傷んだだけで数万円をかけて買い替えるのはもったいない。そう考えて、コストを抑えられて生地も自分好みに選べる「③張り替え」を選びました。
座面の張り替えに必要なもの(道具・材料リスト)
今回のDIYで使ったのは、次の5つです。ホームセンターや生地専門店、Amazon・楽天などで手に入るものばかりで、特別な工具は必要ありません。
① 張り替え用の生地
今回の主役。耐久性と座り心地を大きく左右する、いちばん重要なアイテムです。私は車のシートにも使われるスエード調の高級生地「エクセーヌ」を選びました(生地選びの詳細は後述します)。
▶ 張り替え用生地(エクセーヌ/アルカンターラ調 スエード生地)
私が実際に使ったのはこちらの生地です。車のシートにも使われる耐久性で、手触りも上質。色のバリエーションも豊富なので、椅子の雰囲気に合わせて選べます。
生地:エクセーヌ
生地:アルカンターラ
② 貼り付け用のボンド(接着剤)
生地を座面に固定する接着剤。仕上がりがゴワつかず、乾いても固くなりにくいタイプを店舗で相談して選びました。同じものがAmazonなら実店舗(約1,000円)より安く、600円ほどで購入できました。
▶ 布用ボンド/多用途接着剤
実店舗では約1,000円でしたが、ネットなら600円台で買えました。乾いても固くならないので、座り心地を損ないません。
③ 型取り用のダンボール
座面の形を写し取るための型。専用品を買わなくても、家にあるダンボールで十分です。
④ 当て布
アイロンを当てるときに生地を保護するための布。生地の傷みや変色を防ぎます。
⑤ アイロン
接着剤を熱で圧着させるために使用します。ご家庭にあるもので大丈夫です。
▶ アフィリエイトリンク挿入③:家庭用アイロン(お持ちでない方向け)
衣類にも使える一台があると、こうしたDIYでも活躍します。
気になる費用|実質3,000円以下でできた
| 項目 | 費用 | 備考 |
|---|---|---|
| 生地(エクセーヌ) | 約1,600円 | 座面1枚分に十分な量 |
| ボンド | 約1,000円(Amazonなら約600円) | ネット購入がお得 |
| ダンボール・当て布・アイロン | 0円 | 家にあるもので代用 |
| 合計 | 約2,200〜2,600円 | 椅子の買い替えなら数万円 |
椅子を買い替えれば数万円かかるところを、実質2,000円台で解決できました。コストパフォーマンスの高さは、張り替えDIYの大きな魅力です。
生地選び|エクセーヌ vs アルカンターラ、どっちがいい?
張り替えの仕上がりを決めるのは、なんといっても生地選び。まずは生地専門店へ足を運びました。
最初に候補に挙がったのは、車の内装にも使われる「アルカンターラ」。耐久性が高く評判も良い生地でしたが、実物を見ると少し薄めでした。もともと張られていた純正生地の耐久性がいまひとつだったこともあり、「今度はしっかりした厚みのものにしたい」という気持ちが強かったんです。
そこで隣に並んでいた、少し厚みのある「エクセーヌ」を選びました。エクセーヌもアルカンターラと同じく高級車のシートに採用されるスエード調生地で、耐久性・肌ざわり・厚みのバランスが今回の用途にぴったりでした。
生地選びのコツ:長時間座るチェアの座面は、とにかく擦れに強いことが大切。薄い生地は見た目が上品でも、消耗が早いことがあります。迷ったら「厚みがあって耐久性の高い生地」を選ぶと後悔しにくいです。
▶ アフィリエイトリンク挿入④:エクセーヌ/アルカンターラ調 スエード生地(色違い比較)
同じスエード調でも厚みや色でかなり印象が変わります。座面用には厚めタイプがおすすめ。人気カラーはこちらから比較できます。
座面シートの張り替え手順
STEP1:ダンボールで型を取る
まずは型取りから。使ったのは、まさかのダンボールです。素人なので、メジャーで座面のサイズを測り、座面の周囲(側面に回り込む部分)まで含めて型が取れるようにしました。ここで少し大きめに取っておくのが、あとで足りなくならないコツです。
【ダンボールで取った型(わかりずらいが、座面の形を計測して、その周囲3cmくらいをさらに拡張して、座面部分にカッターで切り込みをした。)】
STEP2:生地をカットして目印をつける
取った型に合わせて生地をカットし、座面部分とその周りが分かるように準備します。チャコペンで、座面と座面の背面(裏側に回り込む部分)の境界に線を引いておくと、貼るときに位置がずれにくくなります。
STEP3:座面の奥から「試し張り」
いきなり全体を貼らず、まずは座面の奥から少しずつ試し張り。当て布をしてアイロンを押し当て、きちんと接着できるかを確認します。
問題がなければ、座面の下側や、膝の裏が当たる前側などへ、少しずつ範囲を広げながら圧着していきます。焦らず、シワが出ないように生地を軽く引きながら貼るのがポイントです。
【奥から試し張りしている様子】
【アイロンで接着(接着剤的には170度以上推奨とのこと)接着+アイロンを繰り返す】
【写真4:全体を貼り終えた直後の座面】
24時間おいて完全密着
接着剤の説明どおり、24時間ほど時間をおいて完全に密着させます。すぐに座りたい気持ちを抑えて、しっかり乾かすのが長持ちのコツです。
張り替えてみた仕上がりと座り心地
完成した座面がこちら。素人作業とは思えないほどいい感じに仕上がりました。しかも今回使ったのは高級車のシートにも使われる生地なので、耐久性も座り心地も文句なし。むしろ純正のときよりも快適になった気さえします。
冒頭でも書きましたが、正直な感想は「もっと早くやればよかった」。数万円の買い替えを覚悟していたのが、2,000円台とちょっとの手間で、お気に入りの椅子が生き返りました。
やってみて分かった、失敗しないための3つのコツ
これから挑戦する方のために、実際にやって気づいたポイントをまとめておきます。まず生地は厚みと耐久性重視で選ぶこと。薄い生地は見た目がきれいでも消耗が早い傾向があります。次に型は少し大きめに取ること。側面に回り込む分まで見込んでおくと、貼っている途中で足りなくなる失敗を防げます。最後に奥から少しずつ、当て布をして圧着すること。一気に貼ろうとするとシワや浮きの原因になります。
Q&A
Q. DIY初心者でも張り替えできるか
A. できます。私自身まったくの素人でしたが、メジャー・ダンボール・アイロンといった身近な道具で仕上げられました。特別な技術や工具は不要です。
Q. AKRacing以外のゲーミングチェアでも同じ方法で張り替えできますか?
A. 座面を取り外せるタイプであれば、基本的な考え方は同じです。座面の形に合わせて型を取り、生地を圧着していけば応用できます。
Q. どのくらいの時間がかかりますか?
A. 作業を始める気になるまで1時間。ダンボールの型を取るのに10分。型から生地を切るのに10分。接着作業そのものは20分ほど。ただし接着剤の完全密着に24時間ほど置くため、余裕をもって週末などに取り組むのがおすすめです。
Q. 生地はどれくらいの量を買えばいい?
A. 座面のサイズ+側面に回り込む分+予備を見込んで、少し多めに購入しておくと安心です。足りなくなると同じ色・ロットが手に入らないこともあります。50cm×50cmほどで十分ですが、143cmで10cm単位で買えるというものでした。
まとめ|スリ切れた座面は、張り替えで生き返る
3年使ってスリ切れたAKRacingの座面も、生地の張り替えという方法で、実質2,000円台であっさり復活しました。買い替えを検討している方も、その前にぜひ張り替えを候補に入れてみてください。愛着のある椅子を、コストを抑えたまま長く使い続けられます。
同じように座面のスリ切れで悩んでいる方へ。今回使った生地・接着剤は、下のリンクからチェックできます。まずはお手持ちの椅子のサイズを測ってみるところから始めてみてください。
▶ (まとめ):生地・ボンド・アイロンのまとめリンク
この記事で紹介したアイテムはこちらからまとめてチェックできます。
(私は実店舗で購入しましたが、オンラインでも購入可能です。)
生地:エクセーヌ
ボンド